マルイカードと言えば、ファッションビルのマルイ(丸井)が発行するクレジットカード。
マルイカードは「赤いカード」と呼ばれていた時代もありましたが、現在の正式名称は「エポスカード」になります。
マルイカード(エポスカード)はキャッシングにも便利なカードなので、買い物ついでについついお金を借りて返せなくなってしまうこともあるかもしれません。
もしマルイカード(エポスカード)の借金が返せなくなったときには、債務整理により解決が可能です。
ここでは、マルイカード(エポスカード)の債務整理の方法や、債務整理する上での注意点について解説いたします。
また、大切なことなので最初に結論からお伝えします。
『1年以上、借金の返済総額が減っていないor増えている。』
『このまま借金を完済するのは厳しいのは分かっているけど、利息だけ毎月支払うような状態が1年以上続いている。』
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それでは解説をしていきます。
マルイカード(エポスカード)はお買い物に便利なクレジットカード
マルイカード(エポスカード)は、マルイでのお買い物で割引特典があるだけでなく、提携施設でも特典が受けられるお得なカードです。
キャッシング機能も付いていて、お金を借りやすいカードでもあります。
マルイカード(エポスカード)は丸井のカード
関東地区を中心にファッションビルを展開している丸井。
その丸井のクレジットカードとしておなじみなのが「エポスカード」です。
エポスカードは、かつては「マルイカード」「赤いカード」と呼ばれていた時代がありました。
マルイカードを発行していた株式会社マルイカードは、2006年に株式会社エポスカードと会社名も変更されています。
現在はマルイカードという名前のカードは存在せず、丸井の発行するカードはエポスカードという名前になっています。
マルイカード(エポスカード)を持っていれば、年4回開催される丸井のセール(マルコとマルオの7日間)で買い物代金が10%OFFに。
その他、居酒屋、カフェ、遊園地などの提携店舗・施設でも特典が受けられます。
マルイカード(エポスカード)はキャッシングにも便利
マルイカード(エポスカード)は、他の一般的なクレジットカードと同様、キャッシング機能を備えています。
マルイカード(エポスカード)のキャッシングの金利は実質年率18.0%ですから、利息制限法の上限金利(10万円以上100万円未満の場合)です。
しかし、マルイカード(エポスカード)では初回借入の際には30日間無利息になるなど、借入しやすいサービスを提供しています。
たとえば、コンビニATMなど提携ATMでの借入・返済手数料も無料です。
借金が初めての人でも、エポスカードなら借りやすくなっています。
マルイカード(エポスカード)の借金を延滞した場合に起こること
マルイカード(エポスカード)ではキャッシングがしやすいので、つい借り過ぎてしまい、返済日に返済ができないということになりがちです。
マルイカード(エポスカード)の借金を延滞すればどうなるかを知っておきましょう。
利用停止になり遅延損害金がかかる
クレジットカードでキャッシングをした場合には、所定の支払日に返済金が口座引き落としされます。
もし残高不足で引き落としができなかったら、カードは利用停止に。
さらに、延滞ということで遅延損害金が発生します。
マルイカード(エポスカード)の遅延損害金は20.0%。
通常の利息より高い利率になるため、延滞すれば借金があっという間に膨らんでしまうことになります。
督促があっても払わなければ強制解約になる
マルイカード(エポスカード)の支払いをしないまま放置していると、やがて株式会社エポスカードから電話やハガキで督促が来るようになります。
もし督促を受けても支払いをしないままでいると、やがてカードは強制解約になるでしょう。
ブラックリストに載る
マルイカード(エポスカード)の借金を延滞すると、信用情報機関に事故情報として登録されます。
これが、いわゆる「ブラックリストに載った」状態です。
ブラックリストに載ってしまうと、他社からも借入ができなくなります。
マルイカード(エポスカード)で債務整理する方法
マルイカード(エポスカード)で借りたお金の返済ができなくなったら、債務整理を検討しましょう。
債務整理をすれば、督促におびえる必要もなくなります。
マルイカード(エポスカード)は債務整理ができる
マルイカード(エポスカード)の借金の返済が困難な場合には、債権者である株式会社エポスカードに任意整理を申し入れ、借金の返済方法を変更してもらう方法があります。
任意整理では、月々の借金の返済額を支払い可能な金額まで減額することが可能です。
個人で株式会社エポスカードに任意整理を打診しても簡単には応じてもらえないので、弁護士や司法書士に依頼するようにしましょう。
マルイカード(エポスカード)を債務整理する手順
マルイカード(エポスカード)の債務整理(任意整理)の流れは、次のようになります。
1.弁護士または司法書士に相談
弁護士には任意整理の代理人になってもらうことができます。
また、債権額が140万円以下の場合には、司法書士のうち簡裁代理権のある認定司法書士にも任意整理の代理人を依頼可能です。
債務整理については初回無料で相談できるケースが多いので、相性の合う弁護士や司法書士を見つけて、債務整理を委任しましょう。
2.受任通知の送付
弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、最初に債権者宛に受任通知を送ってもらえます。
受任通知とは、債務整理について弁護士や司法書士が一切を任された旨を債権者に通知する書面です。
債権者は、受任通知を受け取った後は、債務者に直接借金の支払いを請求することができません。
受任通知を送ってもらうことで、安心して債務整理の準備を進められます。
3.株式会社エポスカードとの交渉
弁護士又は司法書士が、株式会社エポスカードの担当者と、残りの借金の支払い方法について交渉します。
株式会社エポスカードでは、借金の元本を60回(5年)以内で完済できる場合には、任意整理が可能です。
将来の利息はカットしてもらえます。
なお、残りの借金の返済に5年以上かかる場合でも、任意整理できる可能性はありますので、弁護士等に相談してみましょう。
4.和解契約
株式会社エポスカードとの交渉が成功したら、和解成立です。
エポスカードとの間で和解契約書を交わします。
5.支払い開始
和解成立後は、和解契約の条件で支払いを継続します。
マルイカード(エポスカード)の債務整理の注意点
債務整理にはメリットもありますが、デメリットもあります。
マルイカード(エポスカード)を債務整理する上で注意しておきたいことを知っておきましょう。
2007年以前から取引しているなら過払い金に注意
マルイカード(エポスカード)のキャッシングでは、2007年3月頃まで、利息制限法の上限金利を超える違法な金利が設定されていました。
その頃よりも前からマルイカード(エポスカード)でキャッシングをしていた人は、過払い金が発生している可能性があります。
任意整理では、過払い金の取り戻しが可能です。
過払い金がある場合には、過払い金で残りの借金の支払いに充当する形で、借金の残額を減らせます。
債務整理するとブラックリストに載る
債務整理をすると、信用情報機関に事故情報として登録されるため、ブラックリストに載ることになります。
ブラックリストに載っている期間は5年程度ですが、その間は新規の借入ができません。
マルイカード(エポスカード)の借金を延滞した場合には、延滞した段階でブラックリストに載ります。
延滞していない場合でも、債務整理をすれば、ブラックリストに載ってしまうことを認識しておきましょう。
再度の任意整理は困難
エポスカードで任意整理をした後、和解契約どおりの借金の返済が困難になったときには、再度の任意整理は困難です。
任意整理をするときには、月々に支払い可能な額をよく考えて和解契約を結びましょう。
任意整理が困難な場合には、個人再生や自己破産という選択肢があります。
それぞれメリットやデメリットがありますから、自分に合った方法で債務整理をしましょう。
まとめ
マルイカード(エポスカード)の借金が返済できない場合には、早い段階で対処法を考えるようにしましょう。
債務整理すれば、ブラックリストに載ってしまいます。
しかし、債務整理する時期が早ければ、ブラックリストから外れる時期も早くすることが可能です。
債務整理には、任意整理のほか、個人再生や自己破産などの方法もあります。
どの方法で債務整理すべきかについては、弁護士や司法書士に相談して判断しましょう。
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