今回はJCBカードの返済が苦しくなったときの解決方法と注意点について解説します。
JCBは国内シェア最大、カード利用可能な国内のほとんどの店舗で利用可能な非常に便利なカードです。
しかし、便利なクレジットカードほど、「使いすぎ」に気をつけなければいけません。
特に、「リボ払い」は、一見便利そうな支払い方法ですが、「利用額が増えやすい・減りづらい」、「1回で決済できる支払いにも手数料が発生する」といったリスク・デメリットもあります。
また、JCBカードの多くは、毎月の利用明細がWeb化されています(紙ベースの明細書発行は有料)。
そのため、毎月の利用額を正確に把握しないまま、「使いすぎる」危険性もあります。
自力で返せなくなった利用残額は、債務整理で解決することがベストな場合が多いでしょう。
JCBカードは、大手クレジットカードなので、債務整理にもきちんと対応してくれます。
また、非常に重要なことなので先に結論をお話します。
借金トラブルは時間がたてばそれだけ、対応が難しくなり事態はあっという間に深刻化していきます。
問題を解決した後の影響も大きくなるのも否定できません。
・借金を完済するのは、自分の力だけでは不可能と分かりながらも問題を後回しにしてしまっている。
・返済をして家賃などを支払うと給料の多くが減ってしまい、クレジットカードでしのいだりお金を借りてしまう状態がずっと続いている。
このように感じたことが1度でもある方は、非常に危険と言わざるを得えない状態です。
後から取り返しのつかない状態になってしまう前に今すぐ専門家に相談をして下さい。
法律事務所は、無料シミュレーションサイトが便利で安心できます。
こんな状況は危険!すぐに債務整理を検討すべき5つの場合
借金問題は、早期に対応することがとても大切です。
対処が早いほど、費用も安く、手間も少なく、誰にも知られずに解決できる可能性が高くなるからです。
他方で、借金問題は、「誰かに相談しづらい」問題なので、1人で抱え込みがちになります。
「まだ何とかできる」、「臨時収入でまとめて返済しよう」、「アルバイトして収入を増やそう」などと考えているうちに、金額がさらに膨らんでしまうことも珍しくありません。
また、クレジットカードの問題は、自分が気づかないうちに、「利用残高が返せない額に膨らんでいる」こともあり得ます。
たとえば、次のような場合には、危険な状況に陥っている可能性が高いといえます。
・すでに支払いを延滞している
・JCBカードへの支払いのために借金している
・JCBカードの利用残高がわからない
JCBカードの支払いを延滞しているとき
現時点ですでにJCBカードの毎月の支払いを「延滞している」ときには、すぐに債務整理に着手した方が良い場合が多いでしょう。
手違いによる遅延の場合と違い、「お金が足りない」ことを理由とした「延滞」は、挽回することが難しい場合が多いからです。
次回の支払い日までに「収入を増やす」、「支払い分だけ支出を削る」のは、簡単なことではないからです。
また、「臨時収入でまとめて返済」というのはあまりにも非現実的過ぎます。
延滞が長期化すれば、JCBカードは強制解約され、残額を一括で支払うよう請求されてしまいます。
特に、「ニッテレ債権回収」や「子浩法律事務所」からJCBカードの支払いを請求されているときには注意が必要です。
この場合には、JCBカードに「通常回収が難しい場合」と判断されている可能性が高いからです。
延滞をすぐに解消できる見込みがないときには、すぐにでも弁護士・司法書士に債務整理を依頼すべきでしょう。
JCBカードへの支払いのために借金しているとき
「JCBカードの支払額を借金して工面しているとき」には、実質的にはJCBを延滞している状況と変わりがありません。
毎月の収入だけではJCBカードの支払いをすることができていないからです。
支払いのためにさらに借金を重ねる「自転車操業」は非常に危険です。
自転車操業をすれば、借金の負担が確実に増えるからです。
実際にも、自転車操業する人の多くは、「直近の返済に必要な金額以上の借入」をして借金をさらに増やしていることが少なくありません。
自転車操業に陥る状況では、「常にお金が足りない」状況になっていることが多いからです。
また、「借金することに慣れる」ことで、借金深刻化のリスクがさらに高まります。
自転車操業してしまったために、借金が当初の2倍、3倍になってしまったというケースは、決して珍しいことではありません。
また、借入件数が増えれば、借金額が変わらなくても返済の負担は増えてしまいます。
特に、JCBカードへの返済のために、アイフルなどの消費者金融から借金すれば、「JCBカードの利息・手数料よりも高い利息」で借金を借り換えたことになります。
現時点の支払いが苦しい人が、より負担の重い借金を抱えれば、破綻の可能性もより高くなります。
JCBカードの利用総額がわからないとき
最近は、毎月の利用明細を郵送しないカード会社が増えています。
そのため、毎月のカードの利用額を正確に把握できてない人も少なくありません。
特に、リボ払いによる決済が多い人は、「完済までいくら返済した良いのか全くわからない」という場合も多いようです。
「リボ払い」は、毎月の支払額が「定額」となる分、その都度の利用額を把握しづらいからです。
また、リボ払いは、支払い額自体も「低額」に設定されているため、利用残額が増えやすい返済方法であることにも注意が必要です。
特に、浪費癖のある人、買い物依存症になっている人は、リボ払いを多用したことで、「すでに完済不可能な利用残高」となっている場合も少なくありません。
利用残高を把握できないのは、「クレジットカードの使いすぎ」が原因である場合が多いからです。
「カードの利用残高がわからない」のは非常に危険な状態です。
利用残高は、MyJCBにログインする、コールセンターに問い合わせをするといった方法で簡単に確認することができます。
MyJCBは、カード番号などがわかれば、ID・パスワードを忘れていても簡単に再設定することができます。
「いくら支払えば完済できるのかわからない」という人は、すぐにでも残高を確認しましょう。
JCBカードを債務整理する方法と注意点
JCBカードの利用残高を自力で返せないときには、「債務整理」で解決することができます。
JCBカードは、日本最大手のきちんとしたカード会社なので、債務整理をしたことで嫌がらせなどをされる心配もありません。
また、「JCBカードだけが問題」という段階で債務整理に着手できれば、費用も安く、誰にも知られずに解決できる場合が多いでしょう。
債務整理の3つの方法
JCBカードの利用額を解決するための債務整理には、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の3つの方法があります。
「支払えないのはJCBカードだけ」であれば、ほとんどのケースが「任意整理」で解決できます。
任意整理をすれば、カードの利息・手数料が免除され、返済回数を増やせるので、毎月の返済額を減らすことができるからです。
債権者がJCBカードだけであれば、10万円以下の費用で解決できる場合がほとんどです。
JCBカード以外にも借金がある場合でも、「その一部を分割で支払える」だけの収入があれば、「個人再生」で解決できます。
個人再生すれば、借金を減額してもらえるからです。
たとえば、500万円の借金は、「400万円の免除」となる可能性があります(免除される金額は、所有している財産状況によります)。
「毎月17,000円~3万円の返済」ができるのであれば、540万円までの借金であれば、自己破産せずに個人再生で解決可能です。
リストラなどの理由で失職し「収入がなくなった」ときには、自己破産で解決できます。
自己破産をすれば、借金の全額が免除となるからです。
自己破産は「財産を失うからしたくない」と思っている人もいるかもしれません。しかし、自己破産しても「財産を全く失わない」
ケースも少なくありません。
自己破産したときに差し押さえられる財産には、厳しい制限があるからです。
テレビや冷蔵庫・ベッドといった生活に必要な家財道具は、原則として差し押さえられません。
また、99万円までの財産(現金含む)も、「今後の生活に必要な財産」として差し押さえから除外されます。
なお、債務整理で仕組みの詳細ついては、下の記事で詳しく解説しています。
「発行会社」を必ず確認する
JCBカードは、国内最大級のクレジットカード会社です。JCBのマークの入ったカードは、さまざまなものが発行されています。
ひとくちにJCBカードといっても、「株式会社JCB」が直接発行しているクレジットカードから、他社が発行している「JCBブランドのクレジットカード」までさまざまです。
したがって、「JCBカード」と思っていても、実は発行会社は「JCBではない」ケースもあるので、債務整理する際には発行会社を必ず確認しましょう。
たとえば、若い女性などに人気の「ハローキティカード」は、JCBブランドで発行されることがあります。
しかし、ハローキティカードは、厳密には「OMCカード」なので、発行会社は「セディナ」です。
セディナは、ハローキティカードの他にも、JR東海エクスプレスカードも発行しています。
そのため、ハローキティカードを債務整理する人が、JR東海エクスプレスカードも所有していると、どちらのカードも強制解約となってしまいます。
どちらのカードも発行会社がセディナで同じだからです。
ブラックリスト入りするデメリット
債務整理をすると、信用情報に事故情報が登録されます。
このことを「ブラックリスト入りする」と表現することもあります。
ブラックリスト入りすると、数年間は、ほとんどの金融機関と新規の信用取引(借金・クレジットカード発行)ができなくなります。
JCBカードを債務整理したときにブラックリスト入りする機関は、原則5年です(銀行からも借金があり自己破産・個人再生したときは10年)。
「ブラック」という言葉はかなり強烈なイメージがあるので、「債務整理はしたくない」と考える人も多いと思います。
しかし、すでに完済することが難しい借金を抱えた状況では、債務整理しなくても「いつかはブラックリスト入り」する可能性が高いといえます。
長期延滞・強制解約によってもブラックリスト入りするからです。
延滞・強制解約のブラック情報も「登録から5年」は消去されません。
したがって、将来の住宅ローン・カーローンの申込みなどへの悪影響を気にするのであれば、「返せない借金を債務整理でいち早く解決」して、1日も早くブラック情報が消える環境を確定させた方が良い場合が多いといえます。
また、複数のクレジットカードを持っている人が、「JCBカードだけ」を債務整理したときには、「債務整理しなかったカード」にも、ブラックリスト入りの影響が生じることがあります。
債務整理の対象にしなかったカードの帰趨は、それぞれのカード会社の判断によってケースバイケースです。
詳しくは、下の記事の解説を参考にしてください。
まとめ
JCBカードは、非常に便利なカードなので、「債務整理して一生もてなくなるのがイヤ」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、自力で返せなくなったカードは、債務整理で解決しなければ、いつか延滞の上強制解約となってしまう可能性が高いでしょう。
JCBブランドのカードは、さまざまなカード会社から発行を受けることができます。
たとえば、三菱UFJニコスのJCBカードを債務整理したとしても、ブラック情報が消えれば、セディナのJCBカードの発行を受けることは可能です。
ブラック情報が消えれば過去の債務整理の情報は、債務整理の相手ではないセディナにはわからないからです。
借金問題は、すこしでも早く債務整理に着手することで、費用・負担を減らすことができます。
「JCBカードの支払いが苦しい」と感じているときには、できるだけ早く、弁護士・司法書士に相談して正しく対応しましょう。
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でしが、借金問題は後回しにすればするだけ事態は悪化するだけで良い事は一つもありません。
借金問題は、専門家に相談することで思っているよりも簡単に問題を解決し新しい生活を送ることができます。
実際に、借金問題を解決した多くの人が『こんなに簡単に終わるならもっと早く相談しておけば良かった』と言います。
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